陶泉 御所坊 GOSHOBOH
鎌倉以来八百年、古式温泉館
近代化の波が押し寄せる有馬温泉郷でも、御所坊だけは別世界。
往年の谷崎潤一郎、吉川英治各氏が愛した
清渓滝川のせせらぎを聞きながら、
素朴、野趣溢れます山家料理は如何でせう。
チェック・アウト:10:00
(デラックス客室は11:00)
施設紹介
歴史
3種の浴場
御所泉源と妬(うわなり)泉源の湯が御所泉源の横にある配湯槽でミックスされて、各旅館にパイプで送られています。
御所泉源の横に「湯屋松風」建設しました。1階部分は湯量の変化する温泉を貯めるタンクを設けました。この事により源泉の温度を加熱・加水する事なく、そのまま提供できるシステムを構築しました。世界的に稀有な温泉そのままを味わてください。
日帰り利用
【1】客室を利用+温泉 昼食or夕食
【2】食事処利用+温泉 昼食or夕食
【3】食事処利用+貸切温泉
【4】温泉のみ利用
食事処 「閑」 (御所坊1階)
昼食メニュー 11:30~14:00(ラストオーダー) 入浴料は別途 1,650円必要です。
館内について
御所坊は昭和初期の木造三階建ての建物です。その為にお客さま方にいくらかご不便をおかけしています。
建物は階段状の土地に建っている為に、お部屋によっては玄関階から数えると4階分まで階段を上って頂く事になります。残念ながらエレベーター設備を設ける事はできませんでした。しかし階段の途中や廊下に椅子を配置したり、ワインセラーを置き、ちょっと一息ついて頂く空間を御用意しています。
音は水のように隙間から洩れてきます。夜分は隣りや階下に音が漏れる事が有ります。お客様方のご配慮をお願い申し上げています。
客室は3つのタイプを御用意しています。
「翠巒御坊」(すいらんごぼう)玄関階からみると3階4階部分の客室。ネオジャパネスクな空間になっています。
「雲山御坊」(うんざんごぼう)玄関部分の2階3階の客室。温泉が2階の為にご年配のお客様には雲山御坊の2階の客室が良いと思います。
「聴泉御坊」(ていせんごぼう)玄関奥 サロンの2階3階客室。御所坊で一番古い棟ですが、新旧取り混ぜたインテリアで、一番御所坊らしい客室です。
サロン 昭和初期の面影をそのまま残した空間
昭和の初め、応接間として使用されていました。当時は夏場長期間大阪の旦那衆が滞在し、時々商談を行う為に使用されていたと言います。今の都市ホテルのロビーの様な使われ方をしていました。
フランスからステンドガラスを輸入し、当時珍しい洋材で床や柱をつくり、凝った仕様の空間です。
お食事前後の一時などに、ご利用賜れば幸いです。
安心安全の農産物を御提供致します。
「料理の〆は、美味しいご飯だ!」と無方庵 綿貫宏介先生にいわれ、ある時ワサビに関心が有り兵庫県美方郡香美町小代(当時は美方町)を訪問しました。それが縁で契約栽培で米を栽培する事になり、阪神淡路大震災当時は、浜坂や香住の魚介類や小代の農産物を運んでもらっていました。
それが縁で、農業法人を設立し本格的に米の栽培を行っています。
生産者の顔の見える最高の肉を御用意しました。
香美町小代は但馬牛のルーツ。明治時代、和牛の体格を向上させる為に外国種の牛と交配させて日本中の牛が混血種になってしまいました。しかしその牛は気が荒く、肉質も悪かった。
ところが奇蹟的に小代の一番奥の熱田地区に4頭の純血の和牛が残っていました。そこからが神戸ビーフや松阪牛をはじめとする但馬牛の新しい歴史が始まったのです。
瀬戸内の一番良い小魚があがる明石浦漁港
綿貫先生は味付海苔より焼海苔を好まれます。須磨浦海苔や明石海苔の養殖先駆者、林崎漁協の鷲尾さんと知り合いました。そして魚については明石浦漁港が良いだろうと、紹介して頂きました。その様な経緯があるので、明石浦漁協に直接魚を買いに行ける旅館は、御所坊と明石の旅館の2軒だけなのです。
環境への取り組み 少しでも地球に優しく!
有馬温泉は地球のマントル部分から湧き出でる世界的に稀有な温泉。その温泉を甘受していますので、少しでも地球環境に配慮したいと考え、地球に優しいアメニティーやリサイクルを推進しています。
アートの取り組み 温泉街を楽しくしたい!
無方庵 綿貫宏介先生をはじめ、多くのアーティストや芸術家の方々にお世話になっています。
温泉街を楽しくするエッセンスとしてアートは重要だと考え、取り組んでいます。